リボ払いには要注意!自己破産者に多いクレジットカードのリボ払い!
この記事は、自己破産はまだしていないけど、自己破産を検討しようか考えているあなたに向けて書かれています。
自己破産の検討を考えるほどですから、あなたは多重債務などで、債務超過状態に陥っているか、その一歩手前にあるのでしょうね?
では、なぜそこまで借金が増えてしまったのでしょうか??
その大きな要因として、あなたの場合にもおそらくは、クレジットカードの使い過ぎ、特にリボ払いの濫用による借金のし過ぎ、というものが含まれてくると思います。
「リボルビング払い」略してリボ払いは、「極度方式基本契約」とも呼ばれ、キャッシングや買い物をしても、返済額が一気に増えたりせずに、月々支払っていく額は、ほぼ一定になります。
テレビCMなどでは、大人のステータスのようにリボ払いを推奨するような内容が放映されていたりします。
こういったことで錯覚を生んでしまい、クレジットカードで多めに買物をしてしまった場合には、「リボ払いなら、月々の支払額は一定だし、ま、いっか」と、安直な気持ちで、リボ払いを多様するようになります。
また、クレジットカードのキャッシングは、コンビニATMでもカンタンに借りることができるので、あなたは自分が借金をしている、という意識も希薄になりがちなんですよね。
誰しも就職して社会人になると、キャッシュレスの時代にクレジットカードの1枚も持っていないと一人前じゃない、というような風潮があるため、最初はさして必要もないのに、クレジットカードを作ったりします。
また、スーパーや大型ショッピングセンターやモールなどでも、提携しているクレジットカードを利用して購入すれば、ポイントを還元したり、キャッシュバックやその他様々な特典を付けたりと、クレジットカードの使用を煽ってくる傾向にあるのが実情です。
さらにお金がないときでも手軽に利用できるリボ払いが一般化してしまっているので、気づかないうちにどんどん利息が増えてしまう傾向にあります。
しかし、これはあなたがよほどしっかりお金の出入りを管理できる人間で無い限りは、リスクの方が高い行為なのです。
クレジットカードは確かに便利であり、手持ちに小銭が無くてもカード1枚あれば細かい支払いも全て済みますし、レシートを取っておかなくても、カードの記録をスマホで簡単に閲覧してチェックすることもできます。
ですから、クレカの便利さに慣れてしまうと、なかなかその便利さから抜け出せなくなるのです。
でも、金銭管理にルーズな性格の人や、特に衝動買いが抑えられないタイプ、浪費癖のあるタイプなどは、クレジットカードを持つことで便利なリボ払いの併用と重なり、借金はどんどん増えていきます!!
それで、気が付いた時には、200万円、300万円といった、クレジットカードによる借金が膨らんで、リボ払いでの返済はもちろん収入だけでの返済が困難になり、債務不履行に陥り、遂には自己破産を申し立てなくてはいけなくなる、というケースは非常に多いわけです。
クレジットカードに潜む借金地獄!3つの注意点!!
クレジットカードは、ただのカードですが、人を選びます。
使おうと思えば限度額まで1日で使い切ってしまうことも可能です。
お酒と同じで、自分でコントロールして上手にお酒を嗜むことができる人と、飲んでる途中から自分で酒量をコントロールできなくなり、お酒に飲まれてしまう人とに分かれるのに似ています。
クレジットカードは、「持ってはいけない」人が確実にいます。
それは、以下に挙げる3つのタイプの人です。
あなたも、この3つのいずれかに該当するようであるなら、これからクレジットカードの使用の際には、よくよく気を付けて自重する癖をつけてください。
1.先延ばしの癖がある人
クレジットカード会社などは、テレビCM等で、あたかもリボ払いは賢い支払い方法で、
『うまく使えば、こんなにお得!』・『リボ払いはビジネスマンのステータス!』
みたいなイメージの擦り込み戦略で消費者の財布のひもを緩めようと躍起になっています。
これは企業の営業戦略ですから、当然のイメージ作戦であり、特に禁じられることでもありません。
問題は、受け手の消費者であるあなたの感覚です。
自分でコントロールできるという自覚と意識下においては、クレジットカードのリボ払いを利用するのも悪いことではないのです。
リボ払いは急な出費でも支払額を一定にできるため、使う人にとってはかなり便利の良い方法です。
問題は、その自覚も意識も欠けているのに、安易にリボ払いを利用している人の場合です。
リボ払いは、借金して完済を先延ばしする場合に便利なシステムです。
日常的にクレジットカードを利用してリボ払いを選択していると、年利18%というような高い金利で支払を続けさせられることになり、元金は一向に減らずに、返済はずっと続きます。
このように安直なクレジットカードのキャッシングやショッピングでリボ払いを慢性的に続けていると、気が付くと膨大な金額の借金額だけが膨らんで、やがて月々の返済も困難になり、債務超過でパンクしてしまい、自己破産せざるを得なくなってしまいがちです。
余談になりますが、筆者の場合は、リボ払いするなら普通に銀行カードローンを利用します。
もちろん人にもよりますが、筆者の契約している銀行カードローンの場合、利息が年利8%です。
リボ払いの利息年利18%と比べると10%も違ってきます。
10万円をリボ払いで1年かけて返済した場合⇒利息総額は約1万円になります。
銀行ローン10万円を1年かけて返済した場合⇒利息総額は約4400円になります。
利息は半額以上違います!
コツとしては手持ちの現金が無いときはクレジットカードでまずは支払いしておきます。
この時に、リボ払いを選択してはいけません。必ず、一回払いとして下さい。
そして、カード支払い日間近に銀行カードローンから借入を行って、支払いするようにしましょう!
お金に余裕があるときは多めに返済することも大切です!
2.今回は特別な日だからと見栄を切ってしまう人
このタイプは本来、最もクレジットカードなどを持ってはいけないタイプです。
見栄っ張り、ええかっこしい、と言われるタイプ-。
このタイプはなぜ危ないかと言えば、その場の空気感や、気分でええかっこしたい場合に、クレジットカードがあると、後先考えずにリボ払いを連発したり、キャッシングで借金してしまうからです。
彼女の誕生日のデートだからと、計画的にお金を用意せず、財布にお金が無い時でも、彼女が喜ぶからと見栄を張って、
「贅沢なフルコースディナーをごちそう」したり、「高級ホテルを予約」したり、「高価なブランドもののプレゼント」をしたりするために、クレジットカードでキャッシングするような愚かなタイプのことです。
しかもこの際に、抜け道の言い訳になるのが、リボ払いにすれば、一気に返済額が増えないから楽勝!というものです。
月々の返済額はそれほど増えなくても、借金の合計額は確実に増えていくわけです。
しかも、リボ払いなら高い利息を払い続けている上に、いつまでも返済が終わりません。
気が付いたら、債務超過になっていた!なんて、このタイプはよくあるんです。
気を付けましょう!
ここでも余談ですが、筆者の場合は若い頃にキャバクラにハマってしまいました!
当然ながら、クレジットカードでの支払いを連発して、お決まりのリボ払い!
こういう時って、リボ払いが一番手軽で便利に感じてしまうのです!
結局は利息も含めて年利18%という利息制限法のギリギリの年利を支払わなければならないのに!
クレジットカード会社はテレビCMで、リボ払いの便利さを売りにしています。
しかもこういったお金のことは人にも簡単にバレないので、リボ払いは活用されるようです。
皆さんは気をつけてくださいね!
3.目の前の誘惑に弱い人
これは、いわゆる「衝動買いが抑えられない!」類の人のことです。
よくいますよね、自分の欲望に正直で今すぐほしい!とかうそぶいているタイプ。
あなたがこういうタイプなら、クレジットカードは最初から作らない方が賢明です。
この手の性格の人は、誘惑に非常に弱い傾向があって、最初は全然欲しくないものでも、店に入ると何かの拍子で商品のプレゼンを非常にうまく魅力的に伝えられたりすると、途端に欲しくなってしまうタイプです。
物欲が強いのに流されやすいという、モノを買わせる方から見れば、カモがネギを背負ってやってきた!という風に見えるタイプなんです。
絶対に、クレジットカード自体を持つべきではないでしょう。
この手のタイプは、日常生活の何から何までが消費欲求を駆り立てるトラップの中に生きているのと同じです。
ですから、その時の気分や感情で、後になってさして必要でもないものを衝動買いしてしまい、気が付けば、クレジットカードには、その残高だけが百万円単位で残されて、返済不能に陥ってしまい、遂には自己破産…なんてことも珍しくないのです。
以上、この3つのいずれかにあなたが当てはまるようなら、注意が必要です。
くれぐれも軽い気持ちでクレジットカードを使わないように肝に銘じておいてください。
まとめ
以上、クレジットカード自体をできれば作らない方が良いタイプを含めて、カード使用による累積債務の恐ろしさを考察してきました。
中でも、支払いをリボ払いにすると、月々の返済額がさして増えないために、だんだんと感覚が麻痺してきて、どんどん借金の類型額だけが膨らんでいってしまう、なんて恐ろしいサイクルに陥ってしまうのです。
そして、気が付けば、クレジットカードによる借金の額が、300万円、500万円といつの間にか、自力で返せない額まで達していて、気が付いた時には自己破産を検討しなきゃいけなくなった、なんて笑えない話はアチコチに転がっています。
あなたも、たかがクレカのリボ払いじゃん!などと舐めていると痛い目に遭いますよ。