30代の自己破産体験談:独身男性が体調を壊し働けなくなったことがきっかけで自己破産を決意!
自己破産時の個人情報
ペンネーム:makotoさん
年齢:33歳
性別:男性
家族構成:独身・一人暮らし
住所:宮城県
職業:個人経営飲食店・アルバイト
年収:150万円
借金することになったきっかけ
最初のきっかけは、19歳の時でした。
勤めていた会社の指定でみずほ銀行のキャッシュカードを作ったんです。
半年後位に自分へのご褒美で、当時の私には高額な買い物をしました。(3万円の財布)
現金で払うのを躊躇していると、店員さんがクレジットの事を教えてくれたんです。
支払い回数が少なければ手数料もかからない事を知り、それがきっかけとなり、クレジットを使い始めたんです。
当時は収入も安定しており、滞りなく返済を行っていました。
そして、クレジットのほかにもキャッシング機能もある事を知り、手持ちが少ない時にキャッシングを利用し始めたんです。
今思えば不思議ですが、当時の私には銀行の残高を減らさないように、キャッシングやクレジットを使うという変な考えがあり、負のサイクルが始まっていた事に気が付きませんでした。
その後、返済が追い付かず、リボ払いを始めて、返済が難しくなりました。
自己破産しようと思った一番のきっかけ
一番のきっかけは、体調不良です。
正社員で働いている時は、元金は大きく減らないものの、何とか返済が出来ていました。
転機は、私が精神的な病を患ったことです。
職場での苛めやパワハラ等で仕事を続ける事が困難になり、休職する事になりました。
傷病手当を頂いたものの返済でほとんどが消え、また更に消費者金融での借り入れを重ねました。
何とか仕事をしなければ、とその当時の会社を退職し、時給が高い派遣社員になりましたが、やはり病は完治しておらず、数か月で退社。
その繰り返しで、失業手当も出ず、返済どころか生活が困難になりました。
そしてやむを得ず生活保護の申請をしたんです。
その時には、もう色んな事を覚悟していて、自己破産を決意したのもそれがきっかけでした。
法律事務所での相談から自己破産手続き完了まで
何度か自分で法律事務所に無料相談に行きましたが、ろくに話も聞いてもらえず、門前払いでした。
しまいには、これ以上の相談は有料になる、等と言われ、法律事務所に落胆していました。
そんな時、ネットで知ったのが街角法律事務所でした。
その時は、既に自己破産をする決意を固めていたので、担当の弁護士さんともスムーズに会話が出来ました。
見下されることもなく、親身になって話を聞いてくれました。
必要書類が多かったり、半年以上連絡が無かったりと、手間や不安な事はありましたが、しっかりと手続きは進めてくれていました。
私がした事は書類を集めることくらいで、後は水面下で弁護士さんがやってくれており、そして指示された日に裁判所に赴き、自己破産することが出来ました。
自己破産して良かったこと、不便に思ったこと
一番良かったことは、取り立ての連絡が無くなった事です。
弁護士さんに相談する前は昼夜問わず取り立ての電話が相次ぎ、最初は謝罪の上返済を約束していたのですが、事実上不可能で、しだいに電話に出るのが怖くなりました。
知らない番号には出ず留守電も聞かない。
郵便受けも催促の書面で一杯でしたが、相談し、一か月ほどで無くなったのは精神的に楽でした。
現時点で不便な事は無いですが、自宅が賃貸なので、次に引っ越しをする時に影響が無いかが、一番不安です。
自己破産経験を振り返って思うこと
人間なかなか正しいようには生きれません。
借りたものは返す、それは当たり前の事ですが、人生は様々な方向に右往左往します。
申し訳ない気持ちはありますが、最低限人間らしく生きる権利はみな平等にあると私は思います。
今回このような経験をして、お金の大切さ、そして全てを失う恐怖を学びました。
もし、今、金額は関係なく、債務で悩み、生きる希望を無くしている人がいるなら、まず公的機関に相談するべきです。
そして自分の犯した間違いを恥じ、真っ当に生きていくべきだと思います。
私は二度と債務を抱えないと心に決めています。
これから自己破産をする人へのアドバイス
上記にも記載しましたが、まだ自分に余裕がある方は自力で法律事務所のサイトを探して当たってみるのもいいでしょう。
私は5件ほど相談し、残念な結果でしたが。
それでも駄目なら、やはり街角法律事務所で法律事務所を紹介してもらうのがお勧めです。
負担額はその人の経済状態で様々ですが、親身になって聞いてくれる弁護士さんが多いと思います。
また自己破産は社会的信用を失うため、孤独感から精神的に追い詰められます。
誰か一人でいいので、今の自分の状況を理解し、心の支えになってくれる人を探すこともお勧めします。
サイト管理者からのメッセージ
最初は少しだけ・・・の気持ちが気付かない間にどんどん大きな借金となってしまいましたね。借金をしてまたさらに借金を重ねる。まさに悪循環です。
病気がきっかけに働けなくなり生活が苦しくなる人は多く存在します。さらに深刻な事態にならないように身近な人、専門家への早めの相談をおすすめします。