20代の自己破産体験談:自分の金銭感覚を矯正するため自己破産を決断!
自己破産時の個人情報
ペンネーム:若気の至りさん
年齢:21歳
性別:男性
家族構成:独身・家族同居
住所:東京都
職業:フリーター
年収:150万円
自己破産情報
借入先・種類:銀行・公的融資(カードローン・その他)
債権額:120万円
利用したサイトや法律事務所:電車内の中づり広告で見つけた法律事務所
借金することになったきっかけ
カード会社から、リボ払いや、キャッシングのお誘いがあり使ってみたところ、気づかないうちに金額が膨れていたのです。
ある日とても返せない借り入れがたまっていることに気付き、焦ってアイフルなどに駆け込み2社から借り入れを出来るようになりました。
一度借り入れる事だけを覚えた金銭感覚は鈍ったまま借り入れることになりましたので、返済ペースを遅らせただけでそこからも借金が増え続けていったのです。
一度祖母に相談したところ、立て替えてくれると言われ何とか乗り越えたのですが、そこからも金銭感覚が直らないまま、更に借り入れをおこし続けました。
借り入れの使い道のほとんどは、友達との外食費や、ゲーム、服等で、今借りても『時間があるから日払いバイトでもして返せればいい!』という過信と勢いで生きていた若気の至りでした。
自己破産しようと思った一番のきっかけ
まず、どうしようもうおばあちゃんにも相談できない!次は何とかしなきゃと考えながらふらふらと買い物に出かけた時の事です。
電車の中づり広告を見ました。
借金の支払いを待ってもらえ過払い金が戻ってくるという言葉が心にひびきました。
当時2006年ごろの話になりますので、電車の中で携帯電話(ガラケー)に電話番号をメモして途中下車して電話をし、その日のうちに借入時の書類を一式まとめ、翌日には高田馬場駅へ行きました。
訪問した法律事務所は当時、特別オシャレなオフィスではなく区役所のような一般的な事務所のようなパーテーションで区切ったオフィスでした。
受付の方に案内され、色々と説明は受けたのですが、自己破産によるリスクの話は頭に入らず、借金の支払いペースを緩和することが出来て、返済総額も減らせるということから深くは考えず頼むことにしました。
今乗り越えられればいいと思った焦りが一番の後押しになったきっかけです。
法律事務所での相談から自己破産手続き完了まで
法律事務所では丁寧に対応してもらえました。
難しいのでよくわからないと最初から話をしていたので、凄く噛み砕いて説明してもらえたのです。
今回のケースの整理を行ってしまうと、数年借金は出来ない話も説明されました。
ただ、借金が一切できない状況があれば、金銭感覚も戻り返済に徹する意識を続ければ、完済時には貯金する意識に変わり自分自身の成長にもつながると思ったのです。
手続き自体は書類を提出し、ほとんど個人情報の記入と説明されたとおりに記入をしていくだけでしたのですぐに終わりました。
また、借り入れていた消費者金融からなにか脅迫的な電話がかかってくることもありませんでしたし、あっという間に手続きは完了しました。
自己破産して良かったこと、不便に思ったこと
自己破産とはいっても、多重債務者の自己破産です。
お金は二度と借りないと心に誓ってもやはり困ったときお金を借りる先が無くなってしまいとても辛かったです。
しかし、私自身の成長という意味ではよかったと思います。
一番不便に思った事は、クレジットカードが作れない事です。
インターネットでの支払いがとても不便で、都度現金払いをしなければならず大変不便でした。
その時見つけたのがデビットカードでした。
デビットカードは現金をお財布に入れずに支払っているのと同じなためか、審査に落ちる事もありませんでした。
良かったことは、現在は、貯金を収入の何パーセントするかというルールを決めたら絶対守れる私になった事です。
自己破産経験を振り返って思うこと
自己破産をせずに、金融サービスと付き合っていく正しい知識を理解してから、慎重に計画的なお金の使い方をするべきであり、行動力に任せてどんぶりで飛び込まない事が大切だと思いました。
今は収入がありますが、体を壊す確率だってゼロじゃないからこそ労働できなくなった時の保険にも今は入っており、かなり足場を固める考え方を成長するきっかけにもなったのが自己破産でした。
何より自己破産の時に心ある言葉で成長したい想いを応援する言葉をかけてくれたのも法律事務所さんの担当者の方だったので、若かった僕にとっては恩人に近い存在です。
これから自己破産をする人へのアドバイス
ある程度お金を返し終わっていて、過払い金を戻してほしい方だけでなく、現在借金問題で頭を抱えて苦しくて、今自己破産をしたらリスクがあるからと避けているかたも、借金を減らすことが数カ月出来ていなかったり、セーフティーネットを調べつくしても何の守りもないという状況ならば、すぐにでも自己破産することをお勧めします。
お金がない時は短期的視野になりがちだから、自己破産をしてリスクがあるとわかっている方も、少し広い視野で長期的に考えてみた方が良いですよ。
短期的に見たって、返済のストレスで行動力が落ちて悩み込む時間が長いのならばその方がもったいない事です。
サイト管理者からのメッセージ
若いときの勢いで大きな負債を抱えてしまいましたね。軽い気持ちで手を出したことが自分自身を追い詰める結果となってしまいました。
自己破産をした際のデメリットを逆に利用して自分の金銭感覚を矯正しようと考えたことが大きな転機になりましたね!
これからもがんばってくださいね!