40代の自己破産体験談:極限まで追い詰められた生活保護受給者が自己破産!
自己破産時の個人情報
ペンネーム:ゆうじさん
年齢:45歳
性別:男性
家族構成:独身・一人暮らし
住所:愛知県
職業:無職(生活保護受給)
年収:生活保護費+精神障害者年金2級 約220万円
自己破産情報
借入先・種類:消費者金融(サラ金)・闇金
債権額:300万円
利用したサイトや法律事務所:法テラスで申し込み一般の法律事務所を利用
借金することになったきっかけ
今から10年ほど前私は生活保護など受けておらず普通に仕事していました。
営業の仕事中現金や小切手の入ったかばんを不用意にもどこかへ置き忘れてしまいその穴埋めとして消費者金融4社から200万の借り入れを受けて穴埋めに当てました。
支払いは困難を極め、必然的にもう一社から50万を借り入れしましたが、自転車操業的に借金が増えていきました。
そうしているうちに色々なストレスから精神病になり、精神障害者2級就労不可という状態で仕事を失い、生活保護受給となったのですが、生活保護を受けていても消費者金融の返済に終われ、どうする事もできずとうとう闇金に手を出してしまいました。
闇金の利息は非常に高く返済のめどが立たず一社から三社合計10万ほどの借り入れ、消費者金融との借り入れを合計すると元金だけで260万、消費者金融、闇金以外での生活に関わる未払い合わせて約300万になりました。
自己破産しようと思った一番のきっかけ
闇金に手を出してしまった事で余計に返済は困難となり、遅れがちになってしまいました。
闇金からの催促は過酷の一途を辿り、私、本人へのいやがらせはもとより、年老いた母の元、挙句には生活保護を需給していた為区役所までもと、催促と嫌がらせは酷くなる一方でした。
自分の事だけでなく、母や担当ケースワーカーからの苦情も多くなる一方でした。
その時私が意識した事は自己破産、自己破産手続きでした。
自己破産するには法律事務所に依頼しなければいけない。
費用はどれくらい掛かるのか?
実際、今の状況で自己破産する事は可能なのか。
調べているうちに法テラスに辿りつきました。
生活保護需給者が法テラスを利用する事で弁護士費用などが無料になると言う事だったので、担当ケースワーカーに全てを打ち明けて法テラスを利用して自己破産を行うということになりました。
法律事務所での相談から自己破産手続き完了まで
生活保護受給者が法テラスを利用するためには審査が行われました。
自己破産する理由を事細かく聞かれた上、現在の生活状況を踏まえて、法テラスの審査基準を満たしていれば審査通過、弁護士等への依頼となる訳です。
法テラスの審査が終わるまでの期間は申し込みしてから二週間程掛かりました。
審査が通過しても、個人的に法律事務所を選ぶことは出来ませんでした。
法テラスが推薦するいくつかの法律事務所内から選ぶと言うものでしたがどの法律事務所もしっかりとしているようで選ぶのに不安はあまりなかったです。
法律事務所を選んで着手から自己破産が行われるまでにかかった期間が約三ヶ月ほどでした。
法テラスに申し込んでから自己破産されるまでにかかった日数は約三ヶ月半、費用はほぼ無料でした。
自己破産して良かったこと、不便に思ったこと
良かった事は法テラスを利用する事で自己破産に必要な費用が実質無料になった事。
法律事務所を利用することで心配していた、自己破産が行われるまでの期間中の闇金からの嫌がらせ、自己破産後の嫌がらせなどがまったくなかったことです。
不便に思ったことは、生活保護需給中の精神障害者二級と言う事で生活における金銭管理が出来ていないと判断され、生きていく為に必要な生活上必要な金銭管理を公的な金銭管理システムを受けざる得なくなってしまった事です。
また、区役所やケースワーカーなど周りの人間から個人の人間性、信用を全て失ってしまったことです。
自業自得とはいえ大きな痛手でした。
自己破産経験を振り返って思うこと
これから自己破産を考えている人は不安を抱えている人がほとんどだと思います。
悩み苦しんで、どうにもならないと判断して自己破産に踏み切るのですから、その決断にいたるまでの苦しみは相当な物だとおもいます。
自己破産することでいろんな負い目を感じてしまう人は多くいると思いますが、思い切って自己破産してみると、辛い事は全てなくなります。
社会的信用性は確かに失ってしまいますが、失った信用は頑張って取り戻せばいいのです。
人生にリセットをかけて、同じ過ちをしないように前向きに生きていく事のほうが大切です。
一度失った信用ならまた頑張って取り戻せばいいだけのはなしです。
これから自己破産をする人へのアドバイス
借金で悩んでいる方がいたら、弁護士さんに相談するべきです。
きっと返済のことで頭がいっぱいで、肩こりや首の凝り、頭痛、吐き気など、いろんな体の異常が出てると思います。
私の場合、首コリで、文字通り「借金で首が回らない」」状況でした。
誰かに相談することによって、まず気持ちが楽になります。
また、自己破産によって、借金そのものの減額や、利息の停止など、メリットも大きいです。
自己破産後は、信用情報に履歴が残るなどのデメリットはありますが、絶対相談した方が、心も支払いも楽になると思います。
サイト管理者からのメッセージ
仕事での失敗がきっかけで借金をし、さらに借金に借金を重ねて毎日つらい日々でしたね。
病気も重なり、さらに悪化の一途をたどってしまいました。
周囲の人々へ迷惑がかかったこと、日々の不安と恐怖から解放されたいという強い思いが自己破産への決断のきっかけとなりました。
一歩足を踏み出すのは勇気がいることですが、専門家へ相談することで道は必ず開けます。
生活保護受給者でも相談できる窓口はたくさんあります。
悩んでいる人は諦めないで今すぐ相談することをおすすめします。